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『ローカルブックストアである 福岡ブックスキューブリック』

著者の大井実さんは、2001年にほぼ未経験で15坪の新刊書店ブックスキューブリックをたちあげる。

本書は大井さんの会社員時代からお店の開店、その後の15年間、これからのことを語ったエッセーである。エッセーと同時に、おすすめのブックガイドとしても読むことができる。

ブックスキューブリックは本のセレクトショップではなく、小さな総合書店を目指し広いジャンルを揃えている。

品揃えはすべて自分で選び自分で発注する。
自分の得意分野が生きる立地ということで、繁華街と郊外の間にある福岡のけやき通りを選んだ。

開業するときは、ほとんどの業界関係者から反対されたという。
本が売れなくなり、本屋がどんどん潰れ、本屋の大型化が進んでいた時代である。

本は1996年が売上のピークと言われる。ここを境にして本業界は右肩下がりの時代にはいる。

唯一、背中を押してくれたのは鳥取の定有堂書店の奈良敏行さんだった。「右か左か迷った時は、まっすぐ行くのもいい」という奈良さんのメッセージに励まされる。

ブックスキューブリックを続けていくうちに、やがて町の文化の発信地になっていく。
トークイベントや読書会などを続け、人と人をつなぐ役割を果たしてきた。

カフェ、パン、雑貨販売など事業を広げ、まったく素人の状態から試行錯誤して挑戦している。

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