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『エンジニアのためのWordPress開発入門』

普段MVCフレームワークを使ってバックエンド開発をしているエンジニア向けのWordPress本。

特に第5章の「WordPressの基本アーキテクチャ」が価値が高く、筆者にとってはこの章だけでも本書の値段を超えるものだった。もっと早く読んでおきたかった!

その第5章はデータベースのテーブル構成の説明から始まり、プラグインAPI、リクエストパラメーター、メインクエリ、テンプレートの読み込み、テンプレートタグとループまで、WordPressの全体の仕組みが60ページほどの程よい深さでまとまっている。

MVCフレームワークとの違いや、グローバル変数やコンテキストの補足もあり、分かりやすかった。

WordPressの場合、カスタム投稿タイプやカスタムタクソノミーなどの機能が豊富である。だが使用するデータベースのテーブル数は少なく構成はシンプルである。

例えば、投稿ページ、固定ページ、カスタム投稿タイプ、画像のファイル情報、ナビゲーションなどの異なるデータを一つのwp_postsテーブルで管理している。

WordPressは基本の仕組みをしっかり押さえると、豊富な機能も消化しやすくなり、何がWordPressで実現出来るのかの判断もしやすくなる。

第9章「投稿データの検索・取得」も価値があった。WordPress開発の中心となるWP_Queryクラスのコードが1章まるまる使ってまとめられている。WP_Queryクラスを使うと、柔軟に様々な条件でのデータ表示が可能になる。筆者は2016年にWordPressでイベント情報サイトを作ったのだが、その時もWP_Queryクラスを多用した。

WP_Queryクラスを本書ではWordPressの心臓部分と呼んでいる。それほど重要なところである。

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