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WordPressを独学する方法

WordPressの学習のゴールは様々だが、本記事ではWordPressを使ってオリジナルのサイト制作をしたい人向けに独学手順をご紹介したい。

2016年にWordPressベースのポータルサイトの運営に関わって、その後自分でもWordPressでポータルサイトを作った。ここでWordPressの独学ポイントをまとめておきたい。

入り口はHTML・CSSから

WordPressの制作は一言で言うとHTMLのコードにWordPressで定義されている関数(言語はPHP)を埋め込んで、CSSでレイアウトや装飾をしたものである。

実際に書くコードの大部分はHTML・CSSになる。なので最初の一歩はHTML・CSSから学んでいこう。

HTML・CSSの入門書を選ぶときは、なるべく発売が新しいもの、詳しい手順形式になっているものを選びたい。HTML・CSSは情報の陳腐化が早いので生モノである。発売時期の鮮度は重要である。

2017年4月に刊行された『HTML+CSSワークショップ 手を動かして学ぶWebデザイン』(エムディエヌコーポレーション)を最初の1冊目の入門書としてオススメしたい。

通常のHTMLの入門書以上に丁寧な構成になっている。難易度もあえてやさしめに設定されている。432ページという十分なページ数もあり、終盤になっても分かりやすさが維持されている。

HTML、CSS自体は奥が深い。プロのWeb制作者になると、必要に応じてW3C(HTML、CSSの仕様を定めている団体)の仕様書を読んで確認している人もいる。とはいえ今回の勉強の中心はWordPressなので、ある程度分かれば十分である。いったん中断して次のステップに進もう。

固定ページ・カスタム投稿ページの使い方を中心に学ぼう

次にWordPressの入門書を読んで基本的なサイト制作を学んでいこう。
サイト制作の観点から重点的に覚えたい機能は固定ページカスタム投稿ページである。

『WordPress 仕事の現場でサッと使える! デザイン教科書』(技術評論社)はホテルのサイトを題材にしながら、白紙の状態からテーマを作り、ステップバイステップでWordPressの関数を埋め込んでいき、サイトを構築していく本である。題材が実用的で使用するプラグインは実践の観点から選ばれている。

通常のホームページであれば、この段階である程度のサイト構築ができるだろう。WordPressでやりたいことの多くは既製のプラグインで足りてしまう。プラグインを使うだけならプログラムのコードを書かなくて済む。

プログラミングの基礎概念を学ぼう

ここから先はポータルサイトなどの高機能のサイトをWordPressで作ってみたい方向けに独学方法をまとめていく。さらに深くWordPressを学びたい人向けになる。

WordPressはPHPと言う言語で作られている。

WordPressを深く学ぶのであれば、ある程度のPHPの知識が必要になる。PHPはWebアプリケーション構築専用の言語である。

※Webアプリケーションとはブログ、ショッピングサイト、SNSなどのデータベースとプログラムを使って動的にHTMLが作られるWebサイトのことを指す。

だがプログラミング初心者の方がいきなりPHPの入門書を読むと挫折してしまう。

式と評価、コンテキスト、関数の戻り値、リテラル、コールスタックなどのプログラミングの土台になる概念があるのだが、PHPの入門書の場合このあたりは丁寧に解説されない。

PHPの入門書は序盤早々HTMLのフォームが出てきて、クッキー、セッション、データベースが出て、Webアプリケーション特有の論点が記述の中心になってしまう。PHPはWebアプリケーションに特化した言語なので、本の構成がこうなりがちなのだ。

そこでオススメしたいのが他の汎用言語プログラミングの基礎概念を学ぶ方法だ。

具体的にはC、Java、Pythonの入門書が良いだろう。

CやJavaは昔から入門書が分厚く存在して、ロングセラーで定評のある入門書が多い。

Pythonは「プログラミング入門に適した言語はPythonであるひとつの理由」でも書いた通り言語仕様がシンプルでプログラミングの基礎概念を習得するのに向いている。『なっとく! アルゴリズム』(レビュー記事はこちら)のような優れた基礎本もPythonを採用している。

汎用言語を学んで基礎概念をある程度習得できればPHPの習得もラクである。
Webアプリケーション特有の論点だけに集中できる。

PHPの独学方法については、旧ブログの「ノンプログラマーのためのPHPの独学方法」で詳しく書いているので参考にしてほしい。

PHPの入門へ

プログラミングの基礎概念が習得できたらPHPの入門書に進もう。
重点的に学びたいポイントは連想配列データベースの操作である。

本でオススメは『初めてのPHP』(オライリージャパン)と『気づけばプロ並みPHP 改訂版』(リックテレコム)である。前者は個別論点の本で最新のPHP7に対応している。ロングセラーの改訂版で解説が正確である。

後者はショッピングサイトをゼロから作るユニークな本である。PHPを使ったデータベースの基本操作(テーブルの作成、データの挿入・更新・削除)をみっちり学ぶことができる。

PHPの入門書選びで注意したいのは間違った解説の本を選んでしまうことである。有名出版社の本でも間違いが多い本が存在するので注意したい。先ほどの『初めてのPHP』のようにPHPの専門家が監修している本を選んでほしい。

WordPressの仕組みの大枠を知ろう

『エンジニアのためのWordPress開発入門 』(技術評論社)の第5章「WordPressの基本アーキテクチャ」をオススメしたい。データベースのテーブル構成の解説から始まり、どういう仕組みでWordPressが動作しているのかの全体像を知ることができる。

WordPressは一見、カスタム投稿タイプやカスタムタクソノミーなどの機能が豊富である。だが使用するデータベースのテーブル構成はシンプルでテーブル数が少ない。

WordPressはうまい具合にデータが抽象化されている。
たとえば投稿ページ、固定ページ、カスタム投稿タイプ、画像のファイル情報、ナビゲーションなどの異なるデータを一つの「wp_postsテーブル」で管理している。

WordPressの基本アーキテクチャを知っておくと、何ができるか何ができないかの判断もしやすくなるし、表面はバラバラに見えた機能もデータが格納されるテーブルは同じだということに気がつくだろう。

WP_Queryクラスを学ぼう

『エンジニアのためのWordPress開発入門 』の第9章「投稿データの検索・取得」はWordPress開発の心臓部分といわれるWP_Queryクラスのコードが解説されている。

先ほども書いたようにWordPressは投稿ページ、固定ページ、カスタム投稿タイプなどすべての記事データを「wp_postsテーブル」で管理している。WP_Queryクラスを使えば、様々な条件で「wp_postsテーブル」のデータを引っ張り表示することができる。

カスタムフィールドとも連携ができるので、ページのニーズに合わせた表示が可能になる。

仕様はメソッドに連想配列を渡すと、裏側でSQL文が発行される仕組みになっている。
使う方が習得するのはこの連想配列の書き方だけである。

WP_Queryクラスをある程度理解し、そこそこ書けるようになればサイト制作としての独学としては十分な段階だろう。

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