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『How to Design いちばん面白いデザインの教科書 改訂版』

「形」「色」「文字」「写真」「レイアウト」「印刷」の6章で構成され、グラフィックデザインの理論や考え方と実務で必須となるアプリケーション(Illustrator、Photoshop、InDesign)の使い方を解説している。

考えの部分とアプリケーションの使い方がつなぎ目なく橋渡しされているのが「色」の章である。この章だけでも本書を買う価値がある。

まずは色の理論を学ぶ。次にIllustratorのカラーパネルを使い、CMYの3色をインクに見立て12色の色相環を作っていく。次にIllustratorのブレンドツールでカラーチップを作り、CMYの濃度を下げることで明度を学び、インクを足すことで彩度を学ぶ。
実務に沿ったツールの使い方を学びつつ、理論を体感できる構成だ。

「写真」の章では撮影の基礎知識に加え、急所となるPhotoshopのアルファチャンネルとレベル補正、トーンカーブが説明されている。

「レイアウト」の章ではA4チラシを題材に3案を作るという制作プロセスを解説している。与件の確認・情報の整理から始まり、手書きラフの作成、視線の検証、画面の分割、文字組み、崩し、調整という一連のレイアウトプロセスを学ぶことができる。

デザイナーは演出家であり要素間の関係性を定義する役割を担っている。

「形」の章は形の基礎理論がコンパクトにまとめられている。
抽象化、記号、幾何学図形、図と地、錯視、テクスチャーなどの意味や機能が解説されている。この章は残念ながらアプリケーションの実習がない。

グラフィックデザインの基礎をしっかり学びたい学生や社会人、またWebデザイナーにもおすすめしたい一冊だ。

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