Photoshopのスマートオブジェクトとは何でしょうか?

記事作成日:2009年08月31日

スマートオブジェクトは3つの特徴があります。画像の一元管理、非破壊編集、スマートフィルターの3つです。順番に説明していきます。

画像の一元管理が可能

1番目の特徴は、スマートオブジェクトを修正すると、スマートオブジェクトをコピーしたものはすべて修正が反映されるものです。例えば、Photoshopでウェブ用のカンプをつくる場合、ページ全体で複数の同じ矢印アイコンを配置することが多々あります。修正する場合、すべて手作業で差し替え処理をする必要があります。これは手間がかかります。

任意のレイヤーを右クリックして[スマートオブジェクトに変換]をクリックします。あとはこのオブジェクトをAltキーなどをつかって複製してください。スマートオブジェクトが複製されます。複製したスマートオブジェクトびサムネール部分をダブルクリックすると、単独のファイルが開いて編集モードになります。保存して閉じると、すべての複製したスマートオブジェクトの修正が反映されています。

この機能はFlashのシンボルとインスタンスの関係に似ています。Photoshopを使ってウェブ用カンプをつくる方にはおススメの機能です。

Illustratorのオブジェクトをコピーして、Photoshopにペーストする際も、スマートオブジェクトを選ぶことができます。この場合も、スマートオブジェクトとしてPhotoshopに配置できます。レイヤーのサムネール部分をダブルクリックすると、Illustratorが起動して修正することが可能です。同じく保存して閉じると、すべての複製したスマートオブジェクトの修正が反映されています。Illustratorデータのまま、Photoshopに配置ができます。レイヤーをみると、ベクトルスマートオブジェクトというレイヤー名がつきますので、他の名前に変更しておきましょう。

非破壊編集

2番目の特徴は、変形をしても内部の画質には影響がでません。非破壊編集が可能です。通常のピクセルであれば、回転、縮小などをおこなうと、そのたびに画像が劣化します。例えば、写真をペーストして、[編集]メニュー→[自由変形]を何度かかけると画像は劣化します。ところが、スマートオブジェクトに変換してから、自由変形を何度行っても画像が劣化しません。

縮小したあと、拡大することも可能に

大きめのサイズの写真をペーストして、新しくできたレイヤーを右クリックして[スマートオブジェクトに変換]してから、自由変形などで縮小しておくと、あとから拡大することも可能になります。従来のPhotoshopの作業では、いったん縮小してしまった写真は、あとから拡大はできず、ペーストし直す必要がありました。

スマートフィルター

3番目の特徴は、スマートオブジェクトにしたレイヤーにフィルターを適用するとスマートフィルターという扱いになり、適用したフィルター一覧がレイヤーにリスト形式で残ります。あとでフィルターの適用値の変更、フィルターの削除などが可能です。また何度フィルターをかけ直してもレイヤーのオブジェクト自体は劣化しません。レイヤースタイルと同じようにフィルターを適用できます。

通常のレイヤーにフィルターをかけても、ただフィルターがかかりレイヤーには記録が残りません。あとで、フィルター処理を取り消すこともできません。

以上です。
アドビ社のヘルプではスマートオブジェクトを以下のように定義しています。

スマートオブジェクトは、Photoshop や Illustrator ファイルなどのラスター画像やベクトル画像からの画像データを含むレイヤーです。 スマートオブジェクトでは、すべてのデータ特性とともに元の画像のコンテンツを保持するため、非破壊編集を行うことができます。

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