DESIGNMAP

『確かな力が身につくJavaScript「超」入門』

記事公開日:2015年11月04日最終更新日:2015年11月11日

ブックガイド

ノンプログラマー、Webデザイナー向けのJavaScriptの入門書。

小さいサンプルを書きながら、JavaScriptの基礎文法を学んでゆく。5章まではjQueryをつかわずDOM API(DOMについては「JavaScript、DOM、jQuery - まったくのゼロから、独学でWebデザイナーになるためのロードマップ 【Vol. 5】」を参照)をつかってJavaScriptを書いてゆく。

処理手順の組み合わせの重要性を学ぶことができるサンプル

サンプルがひと工夫、ひとひねりされている。
たとえば、配列のデータを一覧表示させ、項目の頭に001、002、003のような通し番号をつけるサンプル、小数点第何位で切り捨てるサンプル、時間の演算をおこなうカウントダウンタイマーのサンプル、HTML5のdata-*属性をつかったイメージギャラリーのサンプル、どれも単純なメソッド呼び出しては実現しない。

処理をうまく組み合わせることによって実現させている。アルゴリズムという言葉がふと横切るが、著者の狩野祐東さんはその言葉を使わない。専門用語を徹底して使わない方針なのだ。

初心者に配慮した解説姿勢

初心者にはありがたい配慮が多い。
例えば、縦棒の入力方法、一度途中でログ出力させ一度動作を確認する手順、コードを入力するときに間違いにくい記述の順番、メソッドの戻り値のところは図解で解説、などだ。かゆいところに手が届いている。

疑問の多い箇所もフォロー

Dateオブジェクトのような初期化が必要なオブジェクトと、Mathオブジェクトのような初期化しないオブジェクトの違い、配列とオブジェクトの使い分け、ファンクションに()をつけない理由、JavaScriptがオフの環境を配慮した実装方法など、疑問の多い箇所もフォローされている。

6章からjQueryを導入

全体は7章構成で、6章からjQueryを導入する。このjQueryを最後まで我慢する構成もよかったとおもう。いきなり導入してしまうとソースコードがブラックボックス化してしまうからだ。

6章からはjQueryの強みであるDOM操作とAjaxを使いより実践的なサンプルをつくっていく。開閉ナビゲーション、AjaxとJSONを使った空き席状況の表示、RSSを読み込んだ最新記事の一覧表示、一番最後はInstagram APIとAjaxをつかったフォトギャラリー。

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