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『絵とき日本美術 イラストでおぼえる日本の絵師・名画たち』

記事公開日:2016年10月20日

ブックガイド

『絵ときデザイン史』に続く、MdNの絵ときシリーズの第2弾。 日本美術源氏物語絵巻から棟方志功までを55項目にわたりコンパクトにまとめている。1時間もあれば、日本美術の概観をしることができる。日本美術の豊かさに驚く。本当に作品がバラエティに富んでいる。

右側に石川マサルさんのイラスト、左側に代表作の図案と解説、増田吉考さんの一言エピソードという構成。見開き完結になっている。

増田さんの一言エピソードは、横山大観であれば、酔心という日本酒を好んで飲んでいて、社長と一生分の飲み分を約束した、狩野一信であれば五百羅漢図制作の心労のためにうつ病にかかってしまった、葛飾北斎は90回以上引越した、とか意外な話ばかり。読んでゆくと、石川さんのイラストと相まって、日本美術の巨匠が身近に感じられてくる。

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日本美術の全体をまとめた人物相関図が巧みで価値が高い。個人的に惹かれたのは鈴木其一。皆さんもお気に入りの作家や知らなかった作家が発見できるだろう。

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