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ウェブデザイナーの10年 1999年から2009年へ

記事公開日:2010年03月15日

雑記

筆者がウェブデザイナーの勉強をしていた1999年頃、ウェブデザイナーという言葉は、デザイン、HTMLがかけてホームページがつくれる人という意味だった。

当時の仕事をふりかえると、デザイン、HTML、GIFアニメ、簡単なFlashアニメ、フリーのCGIスクリプトのカスタマイズを武器にサイト構築をしていた。当時は、デザイナー一人が、打ち合わせ、デザイン、コーディング、公開まで行うスタイルが普通だった(2010年のいまでも小さなホームページであれば打ち合わせ、デザイン、デザイン、CMSの実装くらいまでは一人のウェブデザイナーでできてしまうが、現在は分業が一般的である)。

いまの言葉でいえば、UIデザインとHTML、CSSコーディングができる人である。これが狭義のウェブデザイナーの定義でいまもこの定義は基本的には変わっていない。

ただ、技術的なところをみてゆくとここ十年で大きく変わっている。技術はフロントエンド(ウェブブラウザ側、クライアント側)とバックエンド(サーバ側)に整理できる。どちらも大きくかわった。

フロントエンドとはユーザーからみえる部分である。ウェブブラウザで実行される技術である。具体的には HTML、CSS、ActionScript、JavaScriptである。バックエンドとはウェブサーバーの側の技術で具体的には、PHP、Ruby、 Javaなどの言語、MySQLなどのデータベースなどを指す。

とくにバックエンドは技術の覇権争いが激しい。サーバー側は好きな環境でつくることができるため、次から次へと新しい技術がでてくる。フロントエンド側は新しい技術がでてきても、それを実装するウェブブラウザーが普及しないといけないので、急に技術が切り替わることはない。むしろ、新しい技術が普及さるのに、数年から数十年かかる。CSSやJavaScriptがその例で、まっとうに評価され使われるまで10年近くかかっている。

1999年。当時はレイアウトはtableタグを使った非常に複雑なレイアウト手法が全盛期だった。二重三重にtableタグを入れ子にして複雑なレイアウトをつくっていく。これができないとウェブデザイナーになれなかった。

いまはフルCSSレイアウトになった。フルCSSもややこしいが、コードの再利用性やブラウザの互換性、コードの明瞭性はだんぜん進んで構築しやすくなっている。

Flashも大きく違った。当時バージョン3が4になったばかりで簡素なベクターアニメーションソフトだった。バージョン4で「アクション」という言語が拡張され、スクリプトを使ったすごいサイトがでてきた。1999年頃である。

いまは、Flashはバージョンが10(CS4)で言語もActionScript3.0という本格的なプログラム言語になってしまった。3Dもネイティブサポートされた。いまや何でもできる感じである。

バージョン4当時、NTTの定額サービスカケホーダイを使って「FlashKit」という海外サイトにいって朝までFlaファイルをダウンロードして勉強した記憶は懐かしい。知り合いのFlash好きはFlashKitにFlaファイルを投稿していた。いまでいうオープンソースである。

サーバー側の技術でいえば当時はPerl言語を使ったCGIが全盛で、PHPはマイナーな存在だった。レンタルサーバーでPHPが動くところは少なかったし、windows環境で開発するのは困難だった。

デザイナーではやったのが掲示板のスキン作りである。「apeboard」というテンプレート方式の掲示板があって、みんなこぞってapeskinをつくったものだ。これもMovableTypeのテンプレートの走りである。

ざっと雑に書いてみても十年の長さを感じる。ずいぶんかわってしまった。
でも、apeskinがMTやWordPressのテンプレートにかわったように、制作の本質は変わってないような気もする。

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