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Photoshopは、まずはこの3つのポイントをおさえなさい。Webデザイナー、WebクリエイターのためのPhotoshopのおススメ書籍

記事公開日:2011年08月29日最終更新日:2017年05月27日

Photoshop Webデザイナーになる準備 勉強方法 独学でWeb制作を身につける

私が、初めて買ったPhotoshop本はいまも活躍されている高木和明さんの『FAKE IMAGE』である。書泉という本屋で、あれこれ立ち読みして、悩んだ末に買った。値段も、4,000円くらいで、気軽に買うのには勇気がいる値段だった。この本でアルファチャンネルを使った切り抜きや合成のテクニックを学んだ。買った当時は難解だったが、あとになって重宝した。いまだにお気に入り本のひとつで、本棚に置いてある。

Photoshopの奥の深さ

Illustratorはペンツール(ベジェ曲線)という峠をこえれば、憶えるべきパス関連のコマンドは少ない。一通り理解すれば、それなりに、イメージする形、アイコン、ロゴ制作ができるだろう。学習しやすいソフトといえる。

それに比べて、Photoshopは大量のコマンドやパラメータ、豊富な色調補正、数多くあるマスク、アルファチャンネル、手順の多様性(同じことをやるにも、何通りも正解がある)などIllustratorより奥が断然深い。10年以上つかっても、いまだに知らない機能やテクニックにでくわす。

かつて月刊誌「WebDesigning」で楽しみにしている連載があった。苫米地和哉さんの『フォトレタッチ・プラクティス』である。この連載のために買っていた。この連載だけで、WebDesigningの本体価格の5倍以上くらいの価値があると勝手におもっている。素材サンプルをダウンロードしながら手を動かしながら、再度、Photoshopを学んだ。

Photoshopの3つの"難所"が、本購入の際のチェックポイント

Photoshopはカメラマン向け、イラストレーター向け、グラフィックデザイナー向け、Webデザイナー向けで主要テクニックが異なる。

もちろん、基礎部分で共通する習得ポイントはある。ただ、Photoshopは使われ方が多様なので、"これ一冊だけでOK"といえる一冊は、なかなかないのではないだろうか。基礎重視の観点から、チェックしてほしいポイントが3つある。3つのPhotoshopの難所と書いてもよいだろう。逆に、この3つをポイントに本を探すとよいだろう。

  • アルファチャンネル
  • 色調補正(レベル補正、トーンカーブ)
  • 描画モード

の3点である。立ち読みするときに、この3つの解説がしっかりしている本、詳しい本を選んでほしい。逆に、これからPhotoshopを学ぶかたは、この3点を基礎としてかためてほしい。

レベル補正、トーンカーブはカメラマン向けの書籍を選ぼう

私の結論をかく。レベル補正、トーンカーブについては、カメラマンの早川廣行さんのPhotoshop本が一番詳しい。具体的な書籍名をあげると、『Adobe PhotoshopCS3プロフェッショナル講座 基本編』になる。Webデザイナーの方で、レベル補正、トーンカーブがあやふやな人は、この本を読んで基礎をかためてほしい。早川さんの本はカメラマン向けの本なので、本屋でもうっかり見逃すのではないだろうか。


続編で『Adobe PhotoshopCS3プロフェッショナル講座 入門編』をだしていて、こちらはチュートリアル形式の色調補正の本だ。基礎編で理論を固めたあとにやってもよいし、先にこのチュートリアルをやってから、理論(基礎編)にすすんでもよいだろう。


アルファチャンネルの理解はPhotoshopの肝

アルファチャンネルは、藤本圭さんの『Photoshopデザインラボ』が丁寧で詳しい。値段の割に、内容はしっかりまとまっている。アルファチャンネルの理解はPhotoshopの肝だとおもう。私は、最初アルファチャンネルがなかなか理解できなかった。


描画モードは画像処理のプログラミングでようやくわかった

描画モードは、つかみどころがない印象をうけた。どの本をみても、結果の見本一覧と特徴がのっているだけだ。パターン数も多いし、わかりにくい。

いままで、読んだ本で一番に腑に落ちたのが、『ActionScript 3.0 イメージエフェクト』である。この本は画像処理の本である。ActionScript3.0という言語をつかって実際に、描画モードをプログラムコードで実装する。乗算やスクリーンのコードを実際に書いてみて、ようやく描画モードの意味が理解できた。

ActionScript 3.0 イメージエフェクトは翻訳本で、原書は『Foundation ActionScript 3.0 Image Effects』で版元は"friends of ed"(現在はApress社に吸収)というFlashの名著を連発している海外の出版社である。Flashデベロッパーにはおなじみの出版社である。


その他、チュートリアル形式の本でグラフィックデザイナー向けに必須スキルをバランスよく集めたのが、lolo66というサイトで知られている高野徹さんの『Photoshopデザインブック』である。ドット絵、アルファチャンネルをつかった複雑な合成など、盛りだくさんのお得な内容だ。Webデザイナー向けのネタはないが、作例の質がどれも高い。


Webデザイナー向けのPhotoshop本は少ない

Webデザイナー向けのPhotoshop本は少ない。

Photoshopを使ったバナーやカンプ制作のチュートリアル本だと『プロになるためのWebデザイン入門講座 実践で役立つPhotoshop&Illustrator徹底ガイド』が丁寧で基本書としておすすめしたい。


最新バージョンに対応した本だと『WebデザインのためのPhotoshop+Illustratorテクニック(CC 2017対応版)』は、複数アートボード、アセット書き出しなどの最新機能を使ったカンプ制作のチュートリアルを読むことができる。

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