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ポートフォリオサイト、ブログ制作を前に進めるコツ

記事公開日:2014年04月10日最終更新日:2015年06月02日

ポートフォリオ 就転職活動のすすめ方

Webデザイナーの就転職活動で、用意しておくと武器になるのがブログ付きポートフォリオサイトである。ポートフォリオとは、プロフィールとともに自分の作品をまとめて、自分の強みを知ってもらうツールである。それをサイト上でも見られるようにしたのが、ポートフォリオサイトである。おすすめしている構成は、プロフィール、作品、連絡先、ブログである。

ただ、作りたくても、なかなか作れないという声もきく。仕事ではないので、自由であり、締め切りもない。ついでに予算もない。ベテランのWebデザイナーでも自分のポートフォリオサイトをもっていない人は多い。今回はポートフォリオサイト、ブログ制作を前に進めるコツをまとめてみた。

衝動にかられて、ポートフォリオサイトを作っていた時代

以前、『ポートフォリオサイトをつくろう』でも書いたが、1999年頃、個人サイトがきっかけで、プロへの道を歩む人が結構いた。当時、サイトを運営していた人たちは、頼まれもしないのに、ムービー、コラージュ、イラスト、アニメーションなどを発表していた。みんなポートフォリオサイトをつくっているという意識はなかったと思う。

サイト間同士の刺激があった。サイト名のあとにバージョン数をつけることが多く、何度も何度もサイト全体をリニューアルして、新しいことを試していった。独学で、Webデザイナーになるには、ポートフォリオサイトを作り続けて腕をみがくのが一番いい。

ポートフォリオサイトを作ることのメリット

ポートフォリオサイトがなくても、作品のURLを示せば就転職活動は可能である。それでもポートフォリオサイトを作った方がよいメリットを挙げてみたい。

  • 短い時間で効率よく、最大限に、採用担当者に強みを知ってもらえる
  • 自分を事前によく知ってもらうことで、採用のミスマッチを防げる
  • ポートフォリオサイト自体のデザインも選考基準になる
  • ブログで勉強していることのアピールができる
  • サンプルやコードを公開すること自体を評価してくれる会社もある
  • クライアントワークの前に、新しいことを試す場として有効
  • 実際にブログを運営をすることで、制作者だけでない視点が増えて、SEOやアクセス解析などのWebマーケティングへの関心がもてる
  • 就転職の時だけでなく、独立したときも有効なプロモーションツールになってくれる

こうやって書き出してみると、お得なことばかりである。
一方、デメリットはあまり思いつかない。あえて書けば、サーバーやドメインのコスト、作る手間くらいだろうか。私は、サーバーは年間で5,000円、ドメインは1,000円をかけている。コスト、ベネフィットを天秤にかけると、かなり割のよい投資だ。

現在、上場しているWebサービス企業で働いているデザイナーの方は、節目ごとに、何度かポートフォリオサイトをリニューアルしてきた。ポートフォリオサイトは、転職やフリー時代に営業ツールとして役にたってきたそうである。将来、独立を考えている人は、在職中からブログ付きのポートフォリオサイトを運営してゆくことをおすすめしたい。

独自ドメインで運営しよう

無料のサーバーでポートフォリオサイト、ブログも外部の無料のサービスを使うという選択肢もある。おすすめは、独自ドメインで運営したい。独自ドメインをとることで、信頼感をふくめたブランド効果、余計な広告が入らない、連絡先が変わらない、長く使うことでのSEO効果があげられる。

独自ドメインをとったら、ポートフォリオサイトをつくる前に名刺をつくり、配る

独自ドメインをとったらポートフォリオサイトをつくる前に名刺をつくって、どんどん名刺を配ろう。名刺には、ポートフォリオサイトのURLが記載されている。配ったからには、作らないといけなくなる。ポートフォリオサイトは締め切りがないので、ずるずる先延ばしにしがちである。

ポートフォリオサイトは、カンプからつくらず、コーディングから作ってみよう

ポートフォリオサイトのデザインがなかなか出来ないという悩みもきく。受託の仕事と違い、自由にデザインが出来てしまうので、逆にデザインしにくいのである。

通常のWeb制作のワークフローに反して、コーディングからつくっていく方法を試してみたい。ある程度、コーディングでベースができたら、スクリーンショットをとって、Photoshopに貼付けて、デザインの作り込みをしてゆく方法を試してみよう。

参考記事:
カンプとWeb制作のワークフロー

ブログ制作はテンプレートを作るまえに、先に記事から書こう

ブログは、オリジナルデザインのテンプレート作り(WordPressではテーマと呼ばれる)をするのが通常の手順だろう。でも、先に記事を書き始めてしまうことをおすすめしたい。ブログの内容は、個人的な日記ではなく、Web制作に関するメモをおすすめしたい。

ブログの開設をすすめると、多くの人が判でおしたように言う台詞がある。「なにも発信する記事がないし...」「特別のエキスパートでもないし...」「初心者だし...」「時間がない...」というものだ。最初は、難しく考えないで下記のような記事を書いていこう。

  • 読んだ本の紹介
  • 普段の情報収集方法
  • サイトのまとめ(あるテーマを決めて、サイトを集めてみよう)
  • はまって何時間もロスをしたときの対処方法や原因
  • サイト制作で疑問に思うこと、問題提起(必ずしも結論がでなくてもよいとおもう)
  • サンプルやコードの共有、公開(ノウハウは共有しよう)
  • イベントや展示の感想やメモ
  • 何度も忘れてしまうような何かをまとめる(チートシート作り)
  • チュートリアル記事
  • 勉強日記(勉強の過程や気づいた点をまとめる)

記事が5つくらいかけたあたりで、オリジナルデザインのテンプレート作成にとりかかろう。実際のコンテンツがあると、ダミーテキストより、断然デザインがしやすい。

ブログは書いたところでアクセスはほとんどない。それでも長く運営していくと、予期しないキーワードで、少しずつアクセスがでてくる。読者はいなくても、可能な限り分かりやすく、正確な記事をかいていこう。書いても反応をもらえることはないのが普通なので、マイペースで更新していこう。

ポートフォリオサイトの閲覧時間は1分と想定して構成を考える

採用担当者がみてくれる時間は、厳しめに1分と考えて、構成やデザインを考えていこう。ポートフォリオサイトの全体構成は簡潔なシングルページ(1ページ構成)がおすすめである。お手本サイトとしておすすめしているのが、Oliver James Gosling氏のポートフォリオサイトである。氏のサイトを見ていただくと、コンパクトにまとまっており、さっと軽くみただけで、どのくらいデザインが出来て、スキルがあるかが伝わるように構成されている。

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