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これからWeb制作を勉強したい人のためのパソコン購入ガイド

記事公開日:2014年12月16日最終更新日:2015年11月14日

Webデザイナーになる準備 雑記

WindowsかMacという選択肢

現在、筆者は仕事場がWindows、家はMac・Windowsである。筆者は個人事業主で会計処理や請求書作成などの事務処理は自宅のWindowsでやっている。ただ、会計処理もいまやクラウドでできるので、そうなるとMacだけでもなんとかなってしまう。見積書作成は、いまはMacのExcelでやっている。

Adobe製品とOSの相性

初心者の方にはWindowsが無難とアドバイスをしている。 理由はAdobe製品とOSの相性の問題である。

昔は、Adobe製品とMacは相性がよかった。初期のAppleの黄金時代はDTPとともにあった。そのDTPをつくったのはAdobeだった。いまは、逆にWindowsのほうが、相対的に安定しているように思える。

例えば、私は現在OS X 10.9をつかっているが、PhotoshopCS5で文字を入力して、選択して大きさや書体を変更すると、文字が消えてしまうという不具合に遭遇した。また同じく、PhotoshopCS5で突然ショートカットキーがまったく使えなくなるという不具合にも遭遇した。どちらも致命的な不具合で、仕事が出来なくなるレベルである。

結局、Photoshopの文字問題は、OSの音声入力をオフ、ショートカットキーの問題は、OSの文字変換をUSを追加して、Photoshopを起動することで、いまはなんとかなっている。OS Xを10.10にあげるのはためらっている。

その後、OS X 10.10にあげたところ、IllustratorCS5で、ファイルを保存しようとすると、IllustratorCS5が強制終了するという事態に...。またIllustratorCS5で書体を選択しようとすると同じく強制終了に。また書体選択すると書体名が消えてしまう現象も遭遇する。
OS Xは変化が早く、ソフト側の開発がついていけないことが多い。買ったソフトが動かなくなるスピードはMacの方が早い。古いバージョンをしぶとく使いたい人にはMacは不向きだ

これからWeb制作を勉強したい人には、こういう苦労が多い展開はおすすめしにくい。相対的に安定しているOSを選ぶべきだろう。

個人的にはMacをすすめたい気持ちはある。あらかじめインストールされている書体は魅力的だし、なによりプロダクト自体のデザインが美しい。それは見えないところまで、こだわったデザインである。筆者は、いつも畏敬の気持ちでAppleのプロダクトに触れている。

苦労が多くても自分で調べていけそうな人、トラブルを楽しめる人、根が楽観的な人、Apple製品のデザインが好きな人はMacでよいと思う。

Webエンジニア志望の方はMacが断然におすすめ

最初からWebエンジニアを志望している方はUNIX系のOSであるMacが断然おすすめだ。Webサーバーの操作、バージョン管理のGit、サーバーサイドJavaScriptのNode.jsもすべて「ターミナル」というCUIの標準ツールひとつで済んでしまう。このターミナルは最初からインストールされていて、UNIXコマンドを使うことができる。最新のWeb技術を試したいときに動作環境をつくるのがスムーズである。

フリーソフトの少なさ、自分の趣味にあうソフトがあるかどうか

Macで不便なのは、動画サイトでMacに対応していないところが多いところだ。あと、フリーソフトの少なさも覚悟しておきたい。私は、ある趣味をもっているが、Mac版がほとんどない。iPhone、iPadなどのiOSはいろいろおもしろいソフトがあるが、OS Xのソフトになると、選択肢はぐっと少ないというのが現状だ。

Web制作の勉強に必要なスペック

これもよく訊かれるので簡単にまとめておきたい。

Web制作の場合、CPUはCore i5でメモリは4Gくらいのスペックでも作業ができる。ただしソフトを同時に多く立ち上げるのであれば、メモリを8Gだとスムーズである。さらに予算が許せばハードディスクをSSDにするとよい。筆者は8GB + SSDのスペックでやっている。

ただ、映像編集まで勉強するとなると、話は全然別で、CPUはCore i7、メモリは16Gが目安になる。演算処理の負荷は、Web制作と映像制作ではまったく次元が違う。

将来、映像編集を勉強するかもしれないという方は、まずはWeb制作用の中くらいのスペックの購入をおすすめしたい。本当に必要になったら、その必要になった時点で、パソコン買い直そう。

inDesignなどの印刷物制作を考えている場合も、Web制作のスペックでは処理は処理が重い。とくにカタログ制作のようなページ数も画像も多い作業は、メモリは16Gくらいはつんでおきたい。 必要なスペックは 映像制作 > 印刷物制作 > Web制作 と考えておこう。

デスクトップかノートか

デスクトップかノートかという選択肢もある。さらにノートは、モバイル用か中型〜大型かという選択肢にわかれる。

パソコン自体に慣れていない人は、最初はデスクトップをおすすめしたい。ノートの場合、最初の設定がメーカーによって厄介な場合が多いからだ。

筆者は、最近ある海外のBTOメーカーのノートパソコンを買った。OSはWindows8である。 まず困ったのは、ファンクションキーの動作である。例えば、電源を落とすときは「Alt + F4」でいつもやっているのだが、これをやるために、「Fn + Alt + F4」と押さねばならない。カタカナ変換も、「Fn + F7」になる。

BIOSの設定をみても、変更の項目がなく、困った。結局、キーボードのEscキーのFnLkという文字をみつけ、Escキーを押しながら、Fnキーを押すと、Fnキーのオンがロックされることに気がつき、Fnキーのランプがつき随時オンの状態にすることができた。なんとかなった。

あと、Ctrlキーの位置が左下になく、不便だったので、BIOSの設定で、FnキーとCtrlキーの位置を入れ替えた。

他にも、ディスプレイの設定をぼけないようにするための設定を変えたりした、正直、Windows8のコントロールパネルの場所探しにも苦労した。

やはりWindows7がおすすめである。

今回買ったメーカーの場合、PCリサイクルシールの別途申請が必要だった。Webから申し込もうとしたが、申請に必要なシリアル番号は、パソコンの電源を落として、本体のバッテリーを外さないといけない。結局、申請処理は別なパソコンを起動しておこなった。

またこのメーカーの場合、最初から独自ソフトが大量にはいっていた。これも複雑で意味不明なことが多い。

本当に、やれやれという感じである。正直、パソコンってこんなに面倒だったっけという印象だ。昔のほうがセットアップはシンプルだったような気がする。

デスクトップの場合は、一体型は避けて、パソコンは本体だけを購入しよう。 モニターはモニター専用メーカーのものを買うようにする。とくにモニターは、故障の可能性も低く、技術の陳腐度も遅いので、一度買えば長く使える。

ノートの場合、モニターを買えば家ではデスクトップのような使い方ができる。私は以前つとめていたWeb制作会社は全員ノートで、ディレクターは、会社に戻るとモニターとキーボードをつないでデスクトップのようにつかっていた。

大型のノートという選択肢も

ほとんど家でつかうが、たまに持ち歩きがある可能性あるというのであれば、大型のノートを買う選択肢もある。数字のテンキー付きのノートで、ほとんどデスクトップ感覚である。筆者は、最近Windowsノートを買ったのだが、この大型のノートという選択をした。

作業効率に直結するモニターの解像度

スペックでこだわりたいのは、モニターの解像度である。ノートパソコンを買う場合、モニターの解像度の幅が、1,680以上を選ぶようにしてほしい。これは購入のときの最大の決め手になる。

それ以下だとやはり作業はしにくい。Web制作の場合、複数のソフトを起動して、またいで制作していくので、複数のソフトを並べたほうが作業効率が高い。

私の場合、コーディング作業はWebブラウザの画面と、Dreamweaverを横に並べておこなう。FirefoxというWebブラウザのFirebugという開発ツールで、Firebugの中でコーディングして、Webブラウザで表示を調整してから、Dreamweaverにコードを移すという順番が多いため、横に並んでいると作業がはかどる。Macを買う場合は、スケーリング解像度の方をチェックしてほしい。

キーボードで注意したいこと

ノートパソコンを買う時は、キーボードに注意したい。デスクトップの場合、好きなキーボードに変えることができるが、ノートの場合は変えることができない。

Windowsの場合、Ctrlキーの位置を確認しよう。基本的には左下にあるキーボードを選びたい。あと、矢印キーやテンキー付きのキーボードならば、「0」が押しやすいかも確認したい。

店頭で確認した場合、キータッチの心地よさも確認しておきたい。最近、筆者が通販でかったWindowsノートはキータッチが最悪だった。このブランドはキータッチがよいという記憶があり、お店で確認しないで買ってしまったのだ。

Officeのプリインストールモデルは買わない

Officeは別に買って通常のライセンスを保持したほうが、実は長く使える。最初からパソコンに入っているオフィスだと、そのパソコンにしか使えない。

通常のライセンスであれば、パソコンを買い換えたあとにもインストールができる。

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