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イフ・ゼンプランで独学を習慣化しよう

記事公開日:2015年09月18日

独学でWeb制作を身につける

まったくお金をかけずに独学を習慣化する方法として、イフ・ゼンプランという手法がある。

初めてこの言葉を知ったのが心理学者、ウォルター・ミシェルさんの『マシュマロ・テスト』である。

ウォルター・ミシェルさんのピエロの人形の実験

 『マシュマロ・テスト』では、ミスター・クラウン・ボックスという悪役になるピエロの人形の実験が紹介される。ピエロは、ライトを点滅させたり、音をたてたり、声をかけて遊ぼうと話しかけて、子供の作業の邪魔をしようとする。その間、10分間、実験室で一人で子供たちは、木のピンのようなものを盤に差し込む課題をおこなう。

これを前もって、ピエロがもしこう言ったっら、こう対処しなさいというように対処のルールを決めておくと、ピエロの誘惑にのらず、作業に集中できる結果がでた。このプランを準備していない場合、平均24秒作業を中断して、平均97本のピンを差し込んだ。一方、準備した子供たちは、平均5秒の中断で、平均138本のピンをさせたという結果になった。

大学生のレポートの実験

この実験が発端になり、心理学者のピーター・ゴルウィツァー、ガブリエル・オッティンゲンがより発展させた実験がある。

クリスマス・イブの過ごし方に関するレポートを大学生にださせて、提出すると追加の単位がもらえるという選択肢をだした。通常のグループは提出率が33%だった。別なグループには、あらかじめレポートを書く時間と場所を宣言させておいた。こちらはなんと75%の学生がレポートをかいた。

これはチップ・ハース&ダン・ハースさんの『スイッチ!』という本でアクショントリガーという名前で紹介されている。意思決定を事前装備させることで、次はなにをしようかと頭で検討せずに、行動に移せるということらしい。

つまり、自制心を消耗しないで、自動運転で実行に移せるのである。

心理学者、ハイディ・グラント・ハルバーソンさんの『やってのける』でも同じ実験が参照されている。条件型計画という名前で、第9章をまるまるつかって、簡潔にまとめている。

これはすぐにでも日常で実践が可能だ。あらかじめ、勉強する時間、場所、作業内容を決めておくのである。単純な方法なのだが、試してみる価値は十分にあるだろう。

イフ・ゼンプランが言及されている本

どの本も一般向けに書かれており、特別な専門知識は不要で読める。

  • 『マシュマロ・テスト』(早川書房)
  • 『スイッチ!』(早川書房)
  • 『やってのける』(大和書房)
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