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マルチタスクは、やっぱり生産性が落ちる

記事公開日:2015年09月18日

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行動科学のポール・ドーランさんの『幸せな選択、不幸な選択』で、マルチタスクは生産性が落ちる実験例が紹介されている。

Buster T, Peter N『Multitasking』 (Experimental Economics 2012)の実験例である。

218人のオランダ人学生に数独パズルをとき、ワードサーチパズル(格子上に配置された文字の中から、指定の単語を探す)の作業を24分やってもらう。第1のグループには、2つの作業を同時進行でやってもらい、第2のグループには、作業を自由に切り替えてやってもらう、第3のグループは、順におこなってもらう。もっとも、スコアが高かったのは第3のグループだった。

著者のポール・ドーランさんは

マルチタスキングはあたかも自分の生産性が高まったような気分にさせるため、結果的に自分自身に対し誤った思い込みをもってしまう。

と同書で警告をならす。

マルチタスクが生産性が落ちてしまう原因はスイッチング・コストにあるという。

スイッチング・コストとは、あるタスクから別のタスクへ移行する際に必要となる注意エネルギー量である。注意を向ける対象を変えるたびに、脳は注意を向け直す必要があり、心的資源に負担をかける。それまでやっていたことを中断して携帯メールやツイート、Eメールを始めると、その際に注意エネルギーをタスクの切り替えに使うことになる。

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