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"自分で自分を調整・修理できる人間しか どのみち先へは進めなくなるんだよ"

記事公開日:2016年10月09日

名言集

プロになるのがゴールなんじゃない
なってからの方が気が遠くなる程長いんだ
進めば進む程道はけわしくまわりに人はいなくなる
自分で自分を調整・修理できる人間しか
どのみち先へは進めなくなるんだよ

羽海野チカ『 3月のライオン 1巻』からの引用です。主人公 桐山零の養父、プロ棋士幸田のセリフです。幸田はプロへの強い意志を持っていた自分の娘にプロへの道をあきらめさせます。

実際のプロ棋士の世界でも、2世がほとんどいないのが現実です。

ある有名な将棋道場の席主はプロになりたい子供がいた場合、反対するそうです。 奨励会の残酷さ、プロになってからの厳しさを知っているからでしょう。
それでもプロになろうとする人たちが、自分の才能を信じて、プロ棋士を目指して奨励会に集まります。

社会人からプロ棋士になった瀬川晶司さんの『泣き虫しょったんの奇跡』で、瀬川さんが年齢制限で奨励会を退会したあと、自殺しようとするシーンはいまだに忘れません。

プロ棋士になってからも負けが続くときついです。以前プロ棋士の豊川孝弘さんがNHKのドキュメントにでていました。いつもダジャレをとばす陽気な豊川さんはそこにありません。大事な勝負に負け、順位戦を降格した悲痛の豊川さんの姿でした。

プロ棋士の世界は一般的に40代くらいから成績が落ち、順位戦のランクが落ちていきます。1ランクおちると収入は30%減るといわれています。

幸田のセリフはプロとして続けることの過酷さを思い出します。

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